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はじめてのテント倉庫で注意しなければならないポイントは?

工場をお持ちの製造業の担当者、また経営者の方々はテント倉庫に大きな関心をお持ちではないでしょうか。

現在テント倉庫が話題となっています。ただし倉庫はテント倉庫だけではありませんので比較することも大事です。

テント倉庫以外には、
・システム建築倉庫
・プレハブ倉庫

と言ったタイプがあります。
それぞれの違いを区別し、更にコスト、工期、寿命の目安をとらえておきましょう。

システム建築倉庫とは

システム建築とは、建築を構成する部材を標準化させることで、建築のプロセスをシステム化した工法です。

倉庫であったり工場、店舗などで採用される方法で、標準化させることでクオリティーの高さは維持しつつも短期間の工期、&リーズナブル価格を実現することができます。

ただし、プレハブ倉庫、テント倉庫と比較して料金は高めです。

また、システム建築倉庫は柱を使わないタイプであるためスペース空間を広く使用することができます。

システム建築倉庫は

・組み立てハウス
・ユニットハウス

に種類分けすることができます。

システム建築倉庫向きの会社

システム建築倉庫は柱を使わないため、スペース空間を有効的に使うことができます。ですから規模の大きな物流センター、屋根付のレジャー施設などで活用されるといいでしょう。また、耐久性と強度は高い方なので工場としても使用することができます。

プレハブ倉庫とは

プレハブ倉庫という名前もよく聞くことがあるのではないでしょうか。

プレハブ倉庫は、壁のパネルであったり梁と言ったパーツを工場であらかじめ生産して現場で組み立てる工法の倉庫です。システム建築倉庫よりは安いコストを実現することができます。

また、6mごと柱を設置ことが義務づけられているため強度を維持することができます。

また、簡単に撤去することができるため、短い期間だけ倉庫を使いたいという場合に向いています。

プレハブ倉庫が向いている会社

プレハブ倉庫の場合6mごとに柱が設置されることはおさえておきたいポイントです。広いスペース空間はそれ程期待できないため、小規模な倉庫を持ちたいという会社の経営者の方々などにおすすめです。

現在プレハブ倉庫は、会社の備品であったり、商品を保管するスペースとして利用されています。簡単に撤去できるため、仮の事務所として活用される方々もいます。

テント倉庫とは

そして、テント倉庫とは骨組みを作り、シートで被うタイプのテントのことです。

テント倉庫のシートは光も上手く通してくれるため、光を取り入れることができ明るく冬場はあたたかく光熱費節約にも貢献してくれます。

建築確認申請もスピーディーにおりるので、急いで倉庫が欲しいという方々が利用しています。

ただし、外壁はシートであるための強度の弱さも考慮して決めるべきです。

テント倉庫が向いている会社

テント倉庫は、実際に他の倉庫のタイプと比較しても強度がないデメリットがあります。ですから、一時的に倉庫を持ちたいという方々が利用されるといいでしょう。

商品を一時保管するという場合には充分有効的に活用することができます。

また、建設する場所を充分に確保できなかったり、建てづらい形状の場合にもテント倉庫は向いています。

さらにテント倉庫は価格がリーズナブルなので予算を最小限に留めたいという経営者の方々などにおすすめです。

テント倉庫などのコスト・工期・寿命の目安

システム建築倉庫・プレハブ倉庫・テント倉庫の違いをおおかた理解することができれば、

・コスト
・工期
・寿命

のだいたいの目安もとらえておきましょう。

それを知り、それぞれの経営者が何を優先しなければならないかを決めてください。

システム建築倉庫の場合、

・工事費:坪単価おおよそ20万円
・工期:おおよそ3~4か月
・寿命:おおよそ30年

となります。

システム建築倉庫は、強さと耐久性があるため幾分コストは高くなります。

プレハブ倉庫は、

・工事費:坪単価おおよそ15万円
・工期:おおよそ3か月
・寿命:おおよそ20年

となります。

こちらは現場で組み立てる方式なので、システム建築倉庫と比較してコストを抑えることができます。

テント倉庫は、

・工事費:坪単価おおよそ7万円
・工期:おおよそ2~3か月
・寿命:おおよそ10~20年

となります。

できるだけコストを安くとどめたいと思えば、おすすめはテント倉庫です。

ただし、強度は劣るため寿命は比較して短めであることはおさえておかなければならないポイントです。

テント倉庫建設の注意しなければならないポイント

テント倉庫にはメリットもありデメリットもあります。両方知ったうえで総合評価をしてテント倉庫にすればいいか否か決定されるといいでしょう。

いざテント倉庫を建設する時には、さらにこのような点を注意してください。

・費用をこまかく確認する
・複数業者に依頼をする
・テント倉庫の建築には建築確認申請が必要

費用をこまかく確認する

おおかたテント倉庫を建設しようとすれば、「坪単価」を意識されることでしょう。

しかし、それぞれ業者では坪単価の意味合いが微妙に違っています。

ですから坪単価という言葉だけを鵜呑みにしないで、そこに何が含まれていて何が含まれていないかということをしっかりチェックする必要があります。

チェックしておきたいポイントは、

・内装工事
・外構工事
・設備費
・図面作成費用
・地盤補強工事
・建築確認申請費用

あたりです。

見積もりの段階で、ただ坪単価を意識するのではなく、工事費が全体でいくらかかるのかのチェックが必要です。

複数業者に依頼をする

手っ取り早く倉庫を建設しようと思えば最初に業者をひとつ見つけてそこで決断してしまうかもしれません。

しかし、ベストな選択肢は1社だけで決めてしまうのではなく時間をかけて複数の業者と向き合うことです。

複数の業者に見積を依頼することで、総工事費を比較することができます。また、その業者との相性もありますので、よりベストな業者を選ぶことができます。

1社だけで決断してしまうことは失敗のもとです。倉庫選びは慌てず慎重に向き合いたいものです。

テント倉庫の建築には建築確認申請が必要

テント倉庫をいざ建設しようと思えば、原則では役所への建築確認申請をする必要があります。

また、10㎡未満のテント倉庫は建築確認申請を必要としないケースもありますが、防火地域や準防火地域などでは申請が必要、あらかじめしっかり確認しておくことが大事です。

テント倉庫は、膜構造建築物の中でも法律により「国土交通省告示667号」の基準を満たしていなければならないとされています。国土交通省告示667号がどのような基準を定めているのかもあらかじめ理解が必要です。

・膜構造の建築物である
・1階建て
・屋根や壁がある
・規模が1,000㎡
・GLラインから肩口までの軒高は5m以下
・屋根の形状は切妻・片流れ・円弧のどれか

また、面積が200㎡以上である場合、間口方向が8m超えの場合には、構造計算書の提出が義務とされています。

さらに、テント倉庫に使うことができる生地にも規定があります。

・厚み0.45mm以上の防炎認定生地(国土交通大臣認定生地)
ウルトラマックス
ハリケーン

・厚み0.5mm以上の不燃認定生地(国土交通大臣認定生地)
FG8F

保管する目的物であったりエリア、倉庫規模などにより生地の種類が限定されていることもあり、注意が必要です。

周辺施設からの延焼のリスクがある場合、テントの建築位置、使う生地に関して条件が限定されることもあります。

また、保管するものが不燃性のものか可燃性かなどによっても変わります。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は、テント倉庫の注意しなければならないポイントについて解説をしました。

テント倉庫以外には、

・システム建築倉庫
・プレハブ倉庫

と言ったタイプがあります。

実際に製造業の担当者などの方々が求めているものは、テント倉庫ではないのかもしれません。

それぞれの違いを区別し、更にコスト、工期、寿命の目安をとらえておきましょう。

テント倉庫は、一時的に倉庫を持ちたいという方々が利用されるといいでしょう商品を一時保管するという場合には充分有効的に活用することができます。

テント倉庫を建設する上で注意しなければならないポイントは、

・費用をこまかく確認する
・複数業者に依頼をする
・テント倉庫の建築には建築確認申請が必要とする

ことです。

坪単価だけで決めてしまうと後々後悔することになるかもしれません。

また、すぐに1社だけで決めてしまうこともリスクがあります。
複数業者に見積をしてもらい比較する意識が大事です。

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