1. HOME
  2. お知らせ
  3. テント倉庫は本当に安心して利用できる? 安全性を追求

NEWS

お知らせ

テント倉庫は本当に安心して利用できる? 安全性を追求

いま現在、テント倉庫を施工しようと考えている関東地方、東海地方、北陸地方の工場担
当者、経営者などに内容の濃い情報をお届けします。

テント倉庫を施工しようと考えているものの、テント倉庫って本当に安心して利用することができるか、いまだ疑問という方々が多いです。

そこで、今回は、テント倉庫がどこまで安心・安全に使用することができるものなのか、を解説します。

テント倉庫を安心して利用するため、メンテナンスという意識も大事です。

気になる方々は最後まで一読ください。

テント倉庫の耐用年数はどの程度?

テント倉庫とは、金属の骨組みに生地を被せて設置する倉庫建設物のことを言います。

テント倉庫のメリットには、

・鉄骨倉庫と比較して工程が短い
・鉄骨倉庫と比較して費用が安い
・鉄骨倉庫と比較して中間の支柱が必要ないため空間が広い

などをあげることができます。

一方でテント倉庫には、

・生地の劣化や破損
・夏場は暑く冬場は寒くなる
・外気内気の寒暖差、季節によりテント倉庫内部に結露が発生する

などのデメリットがあります。

実際には、テント倉庫の膜材は在来工法で使用するスレート屋根、折半屋根と比較して耐用年数は短めです。

テント倉庫を安心して利用するためにも、どの程度テント倉庫が持つものなのか目安を知ることが大事です。

おおかた在来工法で使用しているスレート屋根、折半屋根の耐用年数は15年~20年程度です。一方でテント倉庫の膜材は、10年~15年程度で劣化すると言われています。

それほど大差ないという言い方もしていいのかもしれませんが、テント倉庫の耐用年数は短い方です。

耐用年数は短いですが、テント倉庫には、既にお話しした様々なメリットがあるため、関東地方、東海地方、北陸地方の工場担当、また経営者の方々がテント倉庫を選ばれるケースは増えて来ています。

このようなエリアにおいて、耐用年数は短いけど手軽であるゆえテント倉庫が選ばれています。

耐用年数は立地、資材によって変わる

テント倉庫の耐用年数は、立地であったり、使用している資材によって大きく変化します。

場合によってはテント倉庫の耐用年数の目安よりも早い時期にメンテであったり、修繕が必要となってしまうこともあります。

立地でおさえておかなければならないポイントは、

・日当たり
・潮風
・災害

あたりです。

日当たり

テント倉庫はテント生地によって覆われています。そして、生地部分は紫外線の影響を大きく受けてしまうことになります。

日差しが強い立地に建てたテント倉庫は、それだけ耐用年数が短くなってしまう可能性があります。

潮風

潮風のあたる立地では、より耐用年数が短くなる可能性があります。
テント生地も劣化しますが、特に鉄骨に対しても与える影響が強いです。

災害

台風、地震、豪雪など、テント倉庫にとって決して望ましくない自然災害が多く起こる立地があります。

さらにテント倉庫の耐用年数は、使用している資材も大きく影響します。

不燃性、透光性、防炎性、滑雪性能、防汚性、防カビ性などの面で工夫された膜材がメーカーから提供されていますので、そのような商品を意識されるといいでしょう。

クールテント

クールテントは、太陽光を反射させて、内部への吸収を抑え温度を低く保つことができる素材です。

光触媒テント

光触媒テントは、水分と太陽光が反応し汚れを分解、生地の白さを長く保つことができます。

また、水がはねても表面で水滴とはならないで、そのまま流れ落ちます。油性の汚れが定着せず雨で定期的に水が流れることで、セルフクリーニング作用も期待することができます。

また、鉄骨もメカニズムによって強度が違ってきます。

テント倉庫を提供している業者では、日々研究、開発が進み、利用する人たちにとって、より安心できるテント倉庫が提供されようとしています。

テント倉庫が提供されている業者によっても違いがありますので、しっかり比較してベストなものを選ぶとよいでしょう。

テント倉庫は強い風でも安心?

テント倉庫を安心して利用することができるか、強度が気になるという方々も多いでしょう。テント倉庫は、骨組みとシートの構成物なので、やっぱり弱いというイメージは少なからずお持ちのようです。

しかし、テント倉庫はシートであったり、柱の材質をしっかり厳選すれば、強い風でも安心して使用することが可能です。

ポイントは、

・耐久性の高いシート
・柱のメカニズム
にあります。

耐久性の高いシート

既にお話ししましたが、テント倉庫を提供している業者は、研究、開発を重ね、現在レベルの高いシートが登場して来ています。

コーティングの厚みを倍加、トップコートには特性樹脂を採用しているなど、テント倉庫には企業努力が存分に発揮されています。

風のことが心配という方々、また、エリアにお住まいの方々は、クオリティーの高いシートを重視されるといいです。

柱のメカニズム

テント倉庫の柱の構造にも注目すれば、さらに安心度をアップさせることができます。

テント倉庫は、軽量パイプトラス構造という工法で建てられることがほぼ一般的となっています。しかし、こちらもテント倉庫を提供する業者では、より安心して利用できるテント倉庫を提供するために、最近は、重量角パイプ構造の柱を採用したものなどが登場しています。

柱が厚い分だけ、より強度はアップさせることができます。

テント倉庫を安心して利用するためには、メンテが必要

テント倉庫の膜材の寿命は、10年~15年程度と言われています。

しかし、その期間そのままの状態にしていていいということではありません。

10年を超えたあたりから、メンテナンスを真剣に検討することにより、もっと耐用年数を長くさせることができます。

テント倉庫を長く安心して利用し続けるためには、使用者の方々にメンテナンスという意識は大事です。

テント倉庫のシートは、定期的には張替も必要になってきます。柱に対しても、錆や傷みが出ているのではないかということを定期的にチェックする必要があります。

テント倉庫のメンテのサインは、

・雨漏りがしている
・生地がパリパリした感じ
・生地に亀裂を見つけた
・鉄骨が錆びてきている

あたりです。

メンテナンスをこまめに行うことで、テント倉庫の強さ&安全性がキープすることができ、
長く安心してテント倉庫を使用していただくことができます。

テント倉庫は防災に安心?


テント倉庫は、「防炎生地」か「不燃生地」を使用しなければならないことになっています。

「防炎生地」or「不燃生地」どちらを選択してもいいのかと言えばそうではなく、取り決めがあります。

倉庫内に保管しているモノが不燃性である場合には、

・床面積1000㎡以下で延焼のリスクがある部分には不燃生地。
・床面積1000㎡以下で延焼のリスクがない部分には防炎生地。

倉庫内に保管するモノが可燃性である場合には、

防火地域の場合

・床面積100㎡以下で延焼のリスクがない部分は不燃生地。
・床面積500~1000㎡以下で延焼のリスクがない部分は不燃生地。

準防火地域の場合

・床面積500㎡以下で延焼のリスクがない部分:屋根は不燃。外壁は防炎。

・床面積500~1000㎡以下で延焼のリスクがない部分は不燃生地。

延焼のリスクのある部分は不燃生地を使います。

倉庫にどのようなモノを保管するのか……、どこに施工するのか……あたりで不燃生地を使わなければいけないか、そうでないかが決定されていきます。

利用者にとって一番安心できるのは不燃生地でテント倉庫を作る事の方ですが、それぞれの方々に予算の問題もあるでしょう。

よって、倉庫内に保管するモノをしっかり見定め、防炎生地で補える部分は防炎生地を使ったテント倉庫を建てる傾向があります。

ハリケーン

ハリケーンは日本の最大手生地メーカー、テイジンが製造している防炎シートです。

ウルトラマックス

ウルトラマックスは平岡織染が製造している防炎シートです。

ターポロンG-3500

ターポロンG-3500は平岡織染が製造している不燃シートです。

テント倉庫の防災面での安心は、防炎生地と不燃生地の違いを理解し、どのような生地を使用すればいいか利用者も基礎知識をもつことでもたらすことができると言っていいでしょう。

テント倉庫を提供している業者でもいろいろアドバイスはしてくれるでしょうけど、防炎と不燃の違い程度はあらかじめ理解しておくことで、よりスムーズに交渉を行うことができるようになります。

また、どんな生地を選んでいいいかわからないということも気軽に業者スタッフに相談されるといいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。今回、テント倉庫がどの程度安心して利用することができるかということについて解説をしました。

テント倉庫の膜材は在来工法で使用するスレート屋根、折半屋根と比較して耐用年数は短めの傾向があります。

しかし、テント倉庫には、いろいろなメリットがあるためテント倉庫が選ばれるケースが
関東地方、東海地方、北陸地方でも増えて来ています。

耐用年数は立地、資材によって変わる問題でもあり、メンテとしっかり向き合うことで寿命をより長くすることができます。

一定以上の劣化や破損に対しては個人の方々のレベルで対応することはできません。劣化のサインを見つけたら、専門家に相談することからはじめてみましょう。

テント倉庫を安心して利用するためには、点検のことも含めた、満足できるアフターサービスを提供してくれている業者を選ぶといいでしょう。

そうすることで、メンテに対してのコストも削減することができます。

最新記事