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荷捌きテント建築のメリット・デメリット

デザインテント屋根

荷捌きテント(にさばきてんと)とは、すべての壁が開放されたまた、壁が1面以上ない、また全部の壁が開放されている膜構造建築物のことを言います。

関東圏などの経営者の方々が意欲的に導入を考えていらっしゃることでしょう。

荷捌きテントはどのように使用するのか、まずは目的を明確にする必要があります。

この記事では、

・荷捌きテントの目的
・荷捌きテントの気になるコスト
・荷捌きテントのメリット
・荷捌きテントのデメリット
・どのような荷捌きテントがあるのか

について知ることができます。

気になる方々はぜひ一読ください。

荷捌きテントの目的

荷捌きテントは、荷捌きの場所として利用します。テント倉庫の種類のひとつでもあり、上屋テントと同一視されることもあります。
大きな意味では荷捌きテントは、雨除けであったり日よけのためにあります。

また荷捌きテントは、壁が省略されている分広々とした解放感を感じることができます。
大型トラックであったり、フォークリフトも容易に出入りすることができます。

さらに、上屋テントは、スポーツ施設、イベント会場、公園のステージ、保育園の園庭……などと言った様々なニーズがあり、現場で活躍をしています。

荷捌きテントの気になるコストは?

よくあるご質問イメージ画像

基本荷捌きテントには壁がありません。壁による閉鎖感のある建築物と比較して、風が中に吹き込みやすいため屋根が下から強く押し上げられることがあります。そのために強風にも強く耐えることができる骨組み構造が必要です。

よってテント倉庫と比較しても荷捌きテントはコストが高くなる傾向があります。

しかし、それでも荷捌きテントは、「膜構造」であるため、鉄骨造の建築物と比較すれば大がかりな基礎工事も必要ではないため低コストを実現、短期間で建てることが可能です。

荷捌きテントの基本メカニズムは、「鉄骨の骨組み」と「シートの屋根」オンリーです。簡単メカニズムであるため、スピーディーに完成させ、利用することができます。

ほとんどのメーカーでは、屋根シートは工場で作り、現場では組み立て作業だけを行っています。完成する期間はそれぞれ業者によって違いはありますが、
300㎡程度のものであれば、2~3日あたりで完成させることが可能です。

工期が短いということはそれだけ人件費がかからないことを意味します。荷捌きテントは人件費を大幅カットすることができるため、リーズナブルな価格を実現することができます。

荷捌きテントのメリット

 

この章では荷捌きテントのメリットについて解説します。
荷捌きテントのメリットは、
・作業効率を格段アップできる
・自由度が高い
・杭の工事が必要ない

ことです。

作業効率を格段アップできる

荷捌きテントのメリットは、作業効率を格段とアップできることです。

荷捌きテントは、壁がなく開けた作りが特徴です。ある程度の高さをキープしておく必要がありますが、大型トラックであったりフォークリフトの出入りもスムーズに行うことができます。

雨が降っているときでも雪が降っているときでも、トラックの積み荷をほとんど濡らさない状態で搬入また、搬出することができます。

自由度が高い

荷捌きテントは、設計の自由度が高いメリットがあります。

経営者の方々は、荷捌きテントを既に存在している倉庫につなげることも可能ですし、日差しを遮断したいと思ったときには一方だけUVシートを使用したり、光を通さない壁を設置することもできます。

また、荷捌きテントにプラスα、開閉式のカーテンを設置している方々もいらっしゃいます。開閉式のカーテンがあれば、天候やシーズンに合わせ開閉することができ、より作業のしやすい環境を作ることができます。

杭の工事が必要ない

また、荷捌きテントの場合圧倒的軽さが特徴であるため、地震が起こったときでも建物に対しての負荷が小さいため倒壊リスクを最小にとどめることができます。

さらに、荷捌きテントには、杭工事が必要ありません。よってちょっと地盤が弱いかな……と思える場所でも建築をすることが可能です。

荷捌きテントは杭工事が必要ではないため、変形した土地であったり、狭い土地にも建築することができ有効的に活用することができます。持て余していた変形地でも荷捌きテントであれば有効的に活用することができます。

荷捌きテントのデメリット

一方で荷捌きテントにはデメリットもありますので、こちらについても解説をします。

・シートの張り替えが必要
・雨を完全にシャットアウトできない
・セキュリティーの面で心配

シートの張り替えが必要

荷捌きテントのデメリットは、シートの張り替えが必要となってしまうことです。

荷捌きテントの場合、屋根部分はシート生地となります。よってコンクリートの屋根と比較すれば、そうとう劣化のスピードと早いです。屋根という場所は、太陽光や雨などの影響をもろに受けてしまう場所です。

日頃、屋根についてあまり気にしないでいるのもコンクリートの頑丈な屋根が太陽光や雨などの被害から守ってくれているためです。

しかし荷捌きテントの場合は、頑丈さはそれ程期待することができません。日頃頑張ってくれているものの、年月を追うごとに劣化しています。

中には防腐・防汚処理が施されている劣化しにくいシートもありますが、平均すればおおかた10年~13年を目安にシートの張り替えはしなければならないという認識の仕方が大事です。

雨を完全にシャットアウトできない

普段住んでいる住居の場合、窓を閉めることによって雨は完全シャットアウトすることができます。

しかし、荷捌きテントは特殊構造であり、壁が基本ありません。風、雨はある程度守られているものの、強い雨風なら保管物や資材が濡れてしまうリスクがあります。

もしも、3面に壁を設置したという場合でも、1面は開いていることになるので、風が吹き込んで荷物が濡れてしまうということは避けられないことがあります。

どうしても雨よけとして使用したい場合は、壁以外の面に開閉式のカーテンを設置することがおすすめの対策です。

セキュリティーの面で心配

荷捌きテントは、壁が存在していません。よって荷捌きをする場として活用するのはいいですが、荷物をそのまま保管しておくのには不向きです。

荷捌きテントは、あくまでも「仮置き場」であるという考え方が大事です。

荷物が盗まれてしまうリスクもない訳ではありませんので、作業している方々は盗難に対しての配慮も必要になってきます。

どのような荷捌きテントがあるのか

上屋テント(荷捌きテント)には以下のようなタイプがあります。

それぞれ経営者の方々が用途によってタイプを決めるといいでしょう。

大型の上屋テント

 

大型の上屋テントの場合は、荷物の仮置場であったりトラックや重機が自由に出入りできる倉庫として利用されています。

スムーズに出入りできるように柱の数は極力減らすものの、強度はキープした設計がされています。

荷捌きテント

 

荷捌きテントは、倉庫の車寄せスペースに屋根を張り出し雨などを避けスムーズな搬入・搬出をすることができるテントです。

雨風が強いときでも荷物や資材を濡らさずに作業することができるように、1~2面にかけて壁、カーテンを取り付けるケースが多いようです。

通路用テント

また、狭い通路であったり、限定的スペースを活用して通路用のテントを作ることがあります。

通路用テントは狭いスペースに建築し、事務所と工場をつないで業者の効率化を実現します。

通路テントには自由性もあり、まっすぐな通路以外だけでなく、イビツな形の通路であったり変形した上屋テントの施工も行うことができます。

まとめ

いかがでしょうか。今回は、荷捌きテント(上屋テント)について解説しました。

荷捌きテントは、雨除け、日よけのためにあります。また、壁が省け大型トラックであったり、フォークリフトも容易に出入りすることが可能です。

荷捌きテントには、

・作業効率を格段アップできる
・自由度が高い
・杭の工事が必要ない

と言ったメリットがあります。

テント倉庫を建築しようと思っている経営者の方々は、荷捌きテントも選択肢に入れて検討してみることをおすすめします。

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