仮設通路テントは1mいくら?設置サイズ別の料金目安とポイントを解説

2025.09.20

2025.8.26

「建物と建物のあいだに、雨よけの通路をつくりたい」
「工事現場やイベント会場で、ちょっとした通路が必要」

そんなときに活躍するのが“仮設通路テント”です。

 でも実際に導入を考えると、「どれくらいの費用がかかるの?」「1mあたりいくらなの?」と気になることがたくさんあると思います。

 そこで、この記事では、仮設通路テントの価格の目安をサイズ別にわかりやすくご紹介し、 さらに費用が高くなったり安くなったりするポイントや注意点もまとめました。

 これから導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください!

仮設通路テントとは

仮設通路テントは、一時的に設置する屋根付きの通路です。

軽いフレームと防水シートで作られており、短期間で組み立てと撤去ができるのが特徴です。必要な時にすぐ設置でき、使わなくなったら簡単に片付けられるため、様々な現場で重宝されています。

仮設通路テントの活用シーン

・工事現場

工事現場の周辺では、歩行者の安全を守るための対策が欠かせません。屋根付きの仮設通路を設置すれば、雨の日でも安心して通行でき、上からの落下物からもしっかりガードします。

・オフィスビル

ビルが複数あるオフィスでは、建物間を移動するための仮設通路が便利です。社員や来客の方が雨に濡れずに行き来できるので、悪天候の日も安心で、短期間の改修工事などにも重宝されます。

・イベント会場

屋外イベントでは、直射日光や急な雨が気になるかと思います。仮設通路を設けておけば、来場者が快適に移動でき、熱中症や濡れの心配も軽減されます。

・工場・倉庫

工場や倉庫では、搬入・搬出作業の際に仮設通路を設けることで、雨をしっかり防げます。大切な商品や資材を濡らさずに運べるので、作業効率アップにもつながります。

常設テントとの違い

仮設テントと常設テント、この2つにははっきりした違いがあります。

まず、どのくらいの期間使うかという点です。常設テントは何年も使い続けることを考えて作られています。それに対して、仮設テントは数日から半年くらい(180日以内)の短い期間で使うものです。この使用期間の違いが、作りや手続きにも関わってきます。

手続きについても大きな違いがあります。常設テントを建てるときは、役所への申請が必要になることがほとんどです。そのため、実際に使えるようになるまでに時間がかかってしまいます。でも仮設テントなら、むずかしい手続きはほとんどいりません。すぐに設置できるのがうれしいポイントです。

お金の面でも差は大きいです。常設テントは、しっかりした基礎工事が必要なので、最初にかかる費用がどうしても高くなります。一方、仮設テントなら簡単に固定するだけでOKです。費用をぐっとおさえることができます。

 「期間限定で使いたい」「すぐに設置したい」「なるべく費用をおさえたい」こんなときは、仮設テントがぴったりです。

仮設通路テントの費用相場

1mあたりの価格のめやす

標準サイズ(幅2m × 高さ2.5m)の仮設通路テントなら、1mあたり2万円〜4万円くらいが相場です。

価格によって、どんなものが使われているかが変わってきます。2万円台なら、基本的なフレームにふつうのビニールシートを組み合わせたシンプルなタイプ。3万円台になると、火に強いシートや、より丈夫なフレームなど、ワンランク上のものが選べます。安全性もぐっと上がります。4万円台の高級タイプでは、暑さをやわらげるシートや横幕、明るい透明窓などがついて、もっと快適に使えるようになります。

10mのテント通路にかかる費用の例

実際に、幅2m × 高さ2.5m × 長さ10mのテント通路を作る場合の費用を見てみます。

基本の費用は、1mあたり2万円〜4万円で計算すると、20万円〜40万円になります。でも、これはテント本体だけの値段です。実際にはもう少しお金がかかります。

運ぶのに2万円〜3万円、組み立てと片付けに3万円〜5万円が必要です。地面の状態によっては、しっかり固定するための工事に1万円〜3万円かかることも。全部合わせると、だいたい25万円〜50万円を考えておく必要があります。

見積もりを見るときのポイント

見積書をもらったら、何が含まれていて、何が別料金なのかをしっかりチェックして下さい。

ふつう、見積もりにはテント本体(フレームとシート)と、基本的に必要な固定具が含まれています。でも、運ぶ費用や組み立て・片付けの作業代、地面に固定する工事代、明かりをつける場合の電気工事代などは、別料金になることが多いです。

業者さんによって見積もりの出し方がちがうので、かならず全部でいくらになるかを比べることが大切です。「安い!」と思っても、あとから追加の費用がかかって予算オーバーなんてことにならないよう、前もってしっかり確認して下さい。

価格が変わる理由

テントのサイズ・形や作り

まっすぐなテントならいいのですが、カーブがあったり角があったりすると、どうしても追加の費用がかかってしまいます。

たとえば、L字型やコの字型のテントは、ふつうの値段の1.3〜1.5倍になります。角の部分を作るのに、特別な加工が必要だからです。高さを3m以上にしたいときも、強度を保つために1.1〜1.3倍の費用がかかります。

出入り口をファスナーで開け閉めできるようにしたい場合は、1か所につき1万円〜3万円プラスになります。明るくするために透明な窓をつけるなら、1か所5千円〜1万円の追加です。便利になる分、お金もかかるということです。

設置する場所の条件

テントを立てる場所の地面がどんな状態か、まわりに何があるかによっても、費用は変わってきます。

地面がアスファルトなら、そのまま設置できるので追加の費用はかかりません。でも、土や砂利の場合は、テントが沈まないように板を敷く必要があり、2万円〜5万円かかります。コンクリートの場合は、穴を開けられないので重りで固定することになり、3万円〜8万円必要です。

また、設置場所に水道管や電線があって、それをよけなければならないときは、フレームを特別に加工するので1万円〜3万円かかります。地面に高低差があるときは、水平にするための調整に2万円〜5万円必要になることもあります。

風対策や照明などのオプション

現場の状況によっては、安全のためのオプションも考える必要があります。

風が強い場所では、しっかりした対策が欠かせません。補強材を追加すると、全体の費用が10〜20%アップします。もっと強力な二重梁(にじゅうばり)という補強をすると、15〜25%高くなります。安全のためには必要な投資ですが、どこまで対策するかは場所の風の強さを見て決めて下さい。

夜も使うなら、明かりも必要です。LED投光器は1つ5千円〜1万円で、配線工事は距離によって1万円〜3万円かかります。必要な明るさと予算のバランスを考えて計画することが大切です。

短期レンタルと長期設置の費用比較

短期利用(1日〜1週間)

イベントや短い工事で数日だけ使いたいときは、レンタルが便利です。

10mの標準的なテントをレンタルする場合、組み立てと片付けも含めた基本料金は15万円〜25万円くらいです。これに加えて、1日あたり8千円〜1万2千円のレンタル料がかかります。

たとえば3日間使うとしたら、どのくらいになるでしょうか。基本料金20万円に、1日1万円のレンタル料を3日分足すと、合計で23万円になります。短い期間なら、買うよりもレンタルの方がお得ですね。

長期利用は購入が有利

使う期間が長くなってくると、レンタルよりも買った方がお得になってきます。

だいたい60〜90日くらいが境目です。それより長く使うなら、購入を考えた方がいいでしょう。特に180日(約6か月)以上使うなら、買った方が明らかにお得です。

10mの標準的なテントを買う場合、組み立て費用も含めて50万円〜80万円くらいかかります。使い終わったあとの片付けには、5万円〜10万円ほど必要です。

ちょっとおもしろい方法もあります。フレームだけ買って、シートはレンタルするという方法です。フレームは長持ちするので、シートだけ定期的に交換すれば、きれいな状態を保てます。この方法なら、長く使う場合は20〜30%も費用を節約できるんです。

費用をおさえるポイント

標準サイズを選ぶ

お金を節約する一番かんたんな方法は、メーカーが用意している標準サイズを選ぶことです。

標準的なサイズは、幅が2mか3m、高さが2.5mか3m、長さは5mや10m単位になっています。これらを組み合わせれば、特別な加工をしなくても、たいていの場所に合わせることができます。

特別なサイズを注文すると高くなりますが、標準サイズなら1mあたり2千円〜5千円も安くなります。「ちょっとサイズが合わないかも」と思っても、まずは標準サイズの組み合わせでなんとかならないか考えてみます。意外とぴったり合うことが多いんです。

レンタルか購入か、どっちがお得?

レンタルにするか買うかは、どのくらいの期間使うかで決まります。

レンタルがお得なのは、使う期間が2か月以内の短期間なら、レンタルがおすすめです。メンテナンスも業者さんにお任せできるので楽ちんですし、最初にたくさんお金を用意しなくてもすみます。

購入がお得なのは、6か月以上使う予定があったり、今後も何度も使いそうなら、思い切って買った方がお得です。長い目で見ると、かなりの節約になります。

どちらがお得か計算するときは、こんなふうに考えます。レンタルの場合は「基本料金 + (1日の料金 × 使う日数)」で合計を出します。購入の場合は「買う値段 + 組み立て代 + 片付け代」を足します。この2つを比べて、安い方を選べばいいんです。

将来のことも考えて、トータルでお得な方を選ぶ必要があります。

まとめ

仮設通路テントの費用は、標準的なタイプで1mあたり2万円〜4万円が相場です。でも、実際にかかるお金は、どこに設置するか、どのくらいの期間使うか、どんなオプションをつけるかによって、かなり変わってきます。

テントを選ぶときは、いくつか大切なポイントがあります。まず安全性。風や雪にどのくらい耐えられるかは、とても重要です。次に機能性。必要な大きさがちゃんと確保できるかどうか。そして経済性。最初にかかるお金と、あとから必要になるお金のバランスを考えます。最後に利便性。かんたんに組み立てたり片付けたりできるかも大切です。

見積もりをもらうときは、全部でいくらになるのかと、その内訳の両方をしっかり確認します。同じ条件で何社かから見積もりを取って比べることで、一番いい選択ができます。

あなたの現場の状況と予算に合った、ベストなテントを見つけてくださいね。この記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。

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